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公開日:2021.02.09

「景観まちづくり」ってなに? ~京都市主催「景観ゼミナール」がオンライン開催されました~

市民が講義やまち歩きを通じて、「景観」と「まちづくり」を学び考える「景観ゼミナール」
京都市が主催している講座で、京都景観フォーラムが運営のサポートを行っています。

通常は対面で行っている講座ですが、今年度は新型コロナウィルスの感染を避けるため、オンラインによる開催となりました。

今年度のゼミナールの初回は、1月14日。全3回の講義やワークショップで学び、意見を交えながら、
最後の課題では「三条通の景観まちづくり」に関する提案を行いました。

全3回の内容は、以下のとおりです。


■第1回 景観/景観まちづくりってどんなもの?―景観の基礎知識―

京都景観フォーラムの森川 宏剛氏と篁 正康氏による講義により、「景観まちづくり」とは何なのか、そのビジョンをどのように作っていったらよいのか?また、景観」をどのように見て、理解すればよいのか?といった景観の基礎知識を学びました。

(篁氏の講義)

 

■第2回 バーチャルまち歩きで景観視点を養おう!―景観の読み解き方―

京都大学大学院 工学研究科 准教授の山口 敬太先生の「景観の読み解き方」の講義を聴き、三条通を事例としたバーチャルまち歩きを体験。実際のまち並み景観の多様性を理解しながら、それを読み解く力、「景観視点」を養いました。

(山口先生の講義)

 

■第3回 どんな景観まちづくりがふさわしいのか考えよう!―ビジョンの考え方―

課題の「三条通の景観まちづくり」についてオンラインでワークショップを行い、提案をグループごとに発表。京の三条まちづくり協議会 会長の森本 浩行氏から、実際の活動についてのお話を伺うとともに、発表内容についてのご意見をいただきました。

(ワークショップより)


 

今回の受講者は、大学生から80歳を超えても地域で活躍されている方まで、多彩な顔ぶれ。

初めてのオンラインによる試みでしたが、バーチャルまち歩きやオンラインのホワイトボードを活用し、「自宅で安心して学べる」と好評でした。

最後には、3回通して参加された受講者の皆さんに、京都市より修了証(オンライン開催のためPDFファイルにて)が渡されました。

(最後に記念撮影 ※プライバシーに配慮し画像加工しています)

 

これまでリアルで開催していた講座をオンラインに切り替えることには不安もありましたが、参加者の皆さんからもご好評の声をいただきました。

大型モニターやオンライン上のホワイトボードなど、使えるツールも増えてきました。今回の試みで、オンライン講座の可能性がさらに広がった気がします。

 

文・写真: 村井 直也(京都景観フォーラム 広報チーム)

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京都景観フォーラムが主催する「京都景観エリアマネジメント講座」(2021年7月開講)も、来年度の開催に向け現在準備中です!

2021年4月上旬に募集スタート予定ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。

■京都景観エリアマネジメント講座について
https://kyotokeikan.org/activity/course

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■受講生から景観エリアマネージャーになった方の声はこちら
京都景観エリアマネジメント講座って? 
~インタビュー:京都のまちを知り、新しい世界を開く~
(前編)
https://kyotokeikan.org/2019/01/29/1379
(後編)
https://kyotokeikan.org/2019/02/03/1399

■講義の様子、修了式のレポートはこちら
京都景観エリアマネジメント講座 ~最終講義&発表会 レポート~
https://kyotokeikan.org/2019/02/24/1481