講座
公開日:2025.07.01
【基礎講座2024】第5回〜公共空間のデザイン〜
京都景観エリアマネジメント講座も後半となり、第5回のテーマは「公共空間のデザイン」。
この回は前半が「私が景観マネージャーになったら…」というテーマのワークショップ、後半が山口 敬太先生(京都大学大学院 准教授)の「景観デザインと多主体協働のまちづくり」についての講義の2本立て。
「私が景観マネージャーになったら…」というワークショップでは、まず4名の先輩エリアマネージャーから、講座の受講のきっかけや現在の活動のあらましについてお聞きしました。
さらに講座スタッフがコーディネーターとなり、パネルディスカッションへ。そこでは具体的に関わっているコミュニティカフェの運営や地域との関わり、距離感などエリアマネージャーの活動について、具体的なイメージをつかむことができました。
その後、受講生は3つのグループに分かれ、先輩エリアマネージャーを囲んでの意見交換。いろいろな疑問をぶつけ、答えを聞くことで、自分が景観マネージャーになった場合、どのように活動するのかを考える機会となりました。最後に各受講生から、「景観エリアマネージャーになったら」というテーマで発表し、それぞれの考えを共有しました。
講義では、先生が関わられ様々な地域やケースを数多くのスライドをもとに「公共空間の利活用から多主体協働へ」進めるための「ありたい姿を実現する戦略・仕掛け・プロセス」についてお話しいただきました。
その中で御堂筋や横浜市での公共空間を都市行政に取り入れてきたプロセスを例に、課題や改善策についてわかりやすく説明いただきました。また、最近のパリでの市民提案型再整備についてのお話は多くの示唆に富み、120分の講義があっという間に感じる充実した内容でした。
文:村井 直也(京都景観エリアマネージャー)
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