修徳まちづくり委員会
  安心のみち部会・交流と安全部会合同講演会
      〜新型インフルエンザの予防〜



  修徳まちづくり委員会は、『修徳まちづくり憲章(第2部)』に盛り込む「健康と命をまもる」項目の一つとして、感染症、なかでも現在流行がすすむ新型インフルエンザの予防について、地域や個人でどのような対処の仕方があるかを関心事とした講演会を開催しました。
 講師は、「下京保健所健康づくり推進課 成人保健・医療担当 医務担当係長で医師の松村貴代先生」、お世話をしていただいたのが、「同所健康づくり推進課 係長野村ひろみさん」でした。
 講演は、パワーポイントで映写され、内容は次のとおりでした。まちづくり委員はじめ、修徳学区民計46名の参加者が熱心に視聴し、講演後の質疑応答も充実したものでした。
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【主な質疑応答】

 
質問:  新型インフルは若年層が多くかかっているが、高齢者には免疫があるのか。
回答:  あるのかも知れない。

質問:  海外からの輸入ワクチンは大丈夫か。
回答:  輸入ワクチンについては、臨床試験や副作用報告などで、安全性の確認が行われる予定である。ただ、日本のように医療アクセスがよい(皆保険制度があり、医療機関が近傍にある)国が、そうでない国にまわるワクチンを輸入してしまってよいのかという議論もある。

質問:  ワクチンの優先順位をみると、健常者に回ってくるのは大分後になるか。
回答:  ワクチンの優先順位は、報道では、医療従事者、持病がある人、妊婦といった順位になっている。我々も報道の内容しか知らないが、その通りだとすれば、健常者は後になる。

質問:  亡くなられた方は、どういった理由か。
回答:  重症例についての情報が、国に全国から集められ、現在まとめているところである。これまでの情報では、新型インフルエンザは、ウィルス性の肺炎を起こしやすい傾向がうかがえるとの話もある。いずれ正式に発表されると思われる。

質問:  マスクは予防に役立たないか。
回答:  マスクは、感染者が飛まつを周囲に飛ばさないようにし、感染を広げないことが主たる役割。予防としては、飛まつを浴びないことに効果があるが、完全ではない。感染を広げないためには、マスクをすることは有効であり、感染の疑いのある人はすべきである。

質問:  加湿器にプラズマ除菌などの機能がついたものがあるが、これの方がよいのか。
回答:  一般的には、湿度を上げるだけでよいといわれている。

質問:  感染した場合、熱が下がって、いつ頃から、まわりに感染しなくなるか。
回答:  学校などでは、熱が下がってから2日間はお休みということになっている。症状が出てから7日間、熱が下がってから2日間が目安。

質問:  ワクチンをうって、副作用で高熱tをだしたことがある。ワクチンを打ちたいが心配である。
回答:  どの医薬品でもそうだが、ワクチンも副作用がある。過去に同じもので副作用が出た方は、慎重に考えるべき。主治医に相談してほしい。

 ただ、地域がどうするか、地域と保健所との連携の方法などの話がなかったので、今後、憲章に盛り込むには、先方との打ち合わせも必要だと考えています。
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