京都景観エリアマネジメント講座
受講生募集
2026年
京都景観エリアマネジメント講座
受講生募集中
2024
2026年6月開講
知る
体験する
繋がる
3つの柱で、
景観とまちづくりの基本を学びます。

「景観」という概念を理解するためには、
その地域の歴史や文化、経済、人々の暮らしなど
さまざまな情報を読み取り、考えることが必要です。

本講座では、景観を構成する要素を
多様的な観点から学び、学習を通して考えることで、
景観とまちづくりへの関わり方を身につけます。

CURRICULUM

カリキュラム

「景観」を体系的に理解する
全8回のカリキュラム
GUIDE

募集要項

会 場
京都市景観・まちづくりセンター
ひとまち交流館B1階ワークショップルーム

京都市下京区西木屋町通上ノ口上る
梅湊町83番地の1

【バス】
市バス 4・17・205号系統
「河原町正面」下車すぐ

【電車】
地下鉄烏丸線 「五条」下車 徒歩10分
京阪電車「清水五条」下車 徒歩8分
定 員
40名(定員に達し次第締め切り)

※各回の講座のテーマや内容は変更されることがあります。
受講料
通年受講

全8回のすべての講義科目と実習科目が受講できます。
※出席できなかった回は次年度、無料で受講できます。
一 般  48,000
NPO会員 43,000 (年会費3,000円で新規会員登録可)

講義ごとの受講

講義科目に限りお好きな講義を選んで受講できます。
(実習科目への参加はできません)
1講義あたり 4,000 (第1回の講義のみ6,000円)

学 割

学生 (大学院、大学、専門学校など) :

受講料 半額


通年受講・講義ごとの受講ともに、半額で受講できます。
ABOUT

講座について

 
景観を守り続けるまち、京都で景観と
人、文化のつながりを学ぶ
 
バラエティ豊かな各分野の
プロフェッショナルの講義が一度に
受けられるのは、全国でも本講座だけ
 
実際に地域を歩き、見て、調べ、
「景観」を読み解くスキルを学ぶ
 
ワークショップやフィールドワーク
体験を通じて多様な仲間と交流
 
実践講座に進んで
京都景観エリアマネージャーを目指す

基礎講座を受講された方は、身につけた力をいかしていくための手法を学ぶ「実践講座」の受講が可能となります※1。基礎講座・実践講座の両講座を修了すると「京都景観エリアマネージャー」としての認定を受けられ、修了生同士でプロジェクトチームを組んで地域をサポートしたり、ネットワークを生かして交流を深めています。講座で学んだことを生かし、京都景観エリアマネージャーとしての活躍を目指してみませんか?※1 実践講座の受講には、規定回数(全科目の半分)以上の基礎講座の受講が必要となります。

こんな方々が受講しています
  • ● 景観やまちづくりについての基礎を学び、 仕事にいかしたい行政関係者・建築業・不動産業などの方
     (本講座は建築士会のCPDプログラムとして認定されています)
  • ● 建築や都市計画、 社会学などを学ぶ学生の方
  • ● 自身の経験や知識を活かして景観まちづくり活動に取り組んでみたい方
  • ● 京都のまちが好きな方、 京都の歴史や文化に興味がある方
建築士会CPDプログラムに認定

本講座の講義科目は建築士会のCPDプログラムに認定さ れています。 各講義の所要時間により単位数 ( 1~4単位) が設定されており、 全講義科目の受講で計26単位が取得 できます。

受講実績 (2026年2月現在)
  • ● 基礎講座受講者数通年受講のみ、
    単回受講者を除く
    363
  • ● 実践講座受講者数
    157
  • ● 京都景観エリアマネージャー登録者数
    94
LECTURER

多彩な講義内容・講師陣

(一社)まちの魅力づくり研究室理事
東京大学名誉教授

堀 繁 氏

景観を学ぼう!
– 基礎理論からまちづくりまで –

「街並と街並景観は同じ」でしょうか? 好みやセンスが違うから「景観の良し悪しは人次第」でしょうか?そもそも「良い景観って何」でしょうか?景観を良くするには高い材料を使わなければならず、したがって「景観整備はお金がかかる」でしょうか?このような景観の疑問にすべてお答えします。

講師プロフィール

東京大学教授を経て、平成30年より現職。国土審議会や歴史的風土審議会の専門委員の他、全国自治体の景観審議会会長などを歴任。研究テーマは景観、観光、地域活性化など。

関西国際大学教授
京都府立大学名誉教授

宗田 好史 氏

歴史都市京都の未来
-これからの景観マネジメント

1978年「世界文化自由都市宣言」で、京都は文化遺産と美しい自然景観を保持してきた千年の都だが、ただ過去の栄光のみを誇り孤立して生きるべきではない。広く世界と文化的に交わることで、優れた文化を創造し続ける永久に新しい文化都市であるべきとした。その後半世紀、京都はまさに世界の人々の交流の場となった。これからは如何にあるべきか、これからの京都に相応しい都市と自然の景観を考えていく

講師プロフィール

ピサ大学、ローマ大学大学院にて都市・地域計画学専攻。国際連合職員を経て、京都府立大学教授・副学長を歴任。研究テーマは歴史的都市の保存・再生・景観計画、市民参加のまちづくりなど。

京都大学大学院教授

中嶋 節子 氏

近代の京都と景観
-歴史から『京都らしい景観とは何か』を考える

近代都市史・建築史を専門とする京都大学院教授が、京都の景観変遷を紐解く講義です。建築や自然、人の営みが創造した「京都らしさ」の歴史を辿り、現代における歴史的環境の継承やまちづくりへの視座を高めます。

講師プロフィール

1991年京都大学工学部建築学科卒業。1996年京都大学大学院工学研究科博士課程修了。博士 (工学)。一級建築士。京都大学大学院人間・環境学研究科教授。

京都美術工芸大学教授

森重 幸子 氏

社会の動きや制度と京都のまち・すまい
-京都の町家や路地をどう活かすのか

社会の動きや制度の変遷の中で失われつつある現代の住まいとしての町家や路地について考えます。また京都市都心部の細街路沿いのまちづくり活動や生活空間としての再生手法など、実例を交えて解説します。

講師プロフィール

一級建築士、博士(工学)。㈱設計組織アモルフ、設計事務所主宰を経て現職。京都市歴史まちづくり推進会議委員など。「五条坂なかにわ路地(袋路長屋再生)」の設計に携わる。町家と路地に関する研究に取り組む。

京都工芸繊維大学教授
魚谷繁礼建築研究所代表

魚谷 繁礼 氏

歴史都市における地域計画と建築計画
-歴史都市で何をいかに継承するか

都市や地域を歩いているなかで出逢う多様な空間はどのようにして生成され、変容するにいたったのか。その構造の変容と現況を主に京都の旧市街に見ながら、何をいかに継承するべきかを考えます。

講師プロフィール

建築家。京都大学などで非常勤講師。2021年「コンテナ町家」で日本建築家協会新人賞、2023年「郭巨山会所」で日本建築学会賞(作品)受賞。著書に『魚谷繁礼建築集 都市の時間を重ねる』(2024年/TOTO出版)など。

京都大学大学院教授

川﨑 雅史 氏

都市と公共空間の景観デザイン

水辺と山辺の風致を基軸とした京都の景観構造と景観政策の全体像、近年の都市計画の動向を概説し、公共空間の景観デザインにおける基本的な考え方やプロセスについて設計事例をもとに解説します。

講師プロフィール

専門は景観設計。土木学会景観デザイン委員会委員長、京都市都市計画審議会会長、西宮市都市景観審議会会長、神戸市都心三宮デザイン調整会議委員、鴨川府民会議等兼務。三条大橋、御薗橋、鴨川公園(設計監修)。

京都大学大学院准教授

深町 加津枝 氏

京都の自然を活かした景観マネジメント
-嵐山を事例に景観マネジメントを考える

森や水辺などの豊かな自然は、庭園の「借景」に見られるように京都の景観の重要な構成要素となっています。その特徴や近年の課題を踏まえながら、景観マネジメントにつなぐためのポイントを学びます。

講師プロフィール

農林水産省森林総合研究所研究員、京都府立大学人間環境学部環境デザイン学科助教授を経て現職。研究テーマは里山における生物文化多様性、文化的景観の保全・活用など

文化庁 文化財調査官

村上 佳代 氏

文化財を活かした観光まちづくり
-文化財保護の立場から考える観光や活用

景観や都市を考える上で、「歴史文化」は地域固有のもので、とても重要な要素です。「歴史文化」を活かした観光や活用を文化財保護部局がどのように考えながら進めているのか、文化庁職員が全国の事例を紹介します。

講師プロフィール

観光開発におけるJICA専門家、北海道大学観光学高等研究センター特任助教を経て現職。文化庁初の観光専門職として、文化財の活用や、文化財保存活用地域計画の認定に従事。

京都芸術大学准教授

町田 香 氏

生活文化と日本庭園
-庭園と景観との関わりを考える

人々の生活と庭園との関わりや、庭園と景観との関わりなどを、歴史的な庭園を事例に紹介します。「眺望」「借景」「景観」などのキーワードから日本庭園を概観しつつ、庭園での文化的営みについて解説します。

講師プロフィール

国際日本文化研究センター機関研究員を経て現職。京都芸術大学日本庭園・歴史遺産研究センター研究員、京都先端科学大学非常勤講師などを兼任。日本庭園史研究、文化財庭園の調査などに携わる。

京都建築専門学校副校長

桐浴 邦夫 氏

「わびすき」と「きれいさび」からみた茶の湯空間

茶の湯のための建築は「自然」を映した空間です。また、「平等」や「もてなし」という「思い」を建築に反映させています。「わびすき」と「きれいさび」をキーワードに、茶の湯空間の精神と仕組みを学びます。

講師プロフィール

建築史家。京都工芸繊維大学大学院で中村昌生に師事。東京大学博士(工学)。国内外の大学で学生指導。『茶の湯空間の近代』(茶の湯文化学術賞奨励賞を建築分野で初受賞)、『a+u茶室33選』他著書多数。

華道「未生流笹岡」家元

笹岡 隆甫 氏

伝統文化から受け継ぐ美意識

いけばなとは何か?作品やいけばなパフォーマンスの事例をもとに、建築や庭園との共通点を挙げながら、いけばなのデザイン論及びその背景にある哲学を解説します。

講師プロフィール

京都ノートルダム女子大学客員教授。京都大学工学部建築学科卒業。2011年、三代家元を継承。2016年には、G7伊勢志摩サミットの会場装花を担当。

龍谷大学教授

阿部 大輔 氏

観光再生における景観マネジメント
-都市デザインから見たオーバーツーリズムとは

今、再び問題となっているオーバーツーリズム。京都と、バルセロナ、ヴェネチア、アムステルダム、ベルリンなどの教訓を踏まえつつ、観光都市京都の「暮らし」を保全・更新するための景観マネジメントを考えます。

講師プロフィール

政策研究大学院大学、東京大学都市持続再生研究センターを経て、現職。専門は都市計画・都市デザイン。歴史的観光都市におけるオーバーツーリズムの研究などに取り組む。

京都美術工芸大学教授
京都大学名誉教授

髙田 光雄 氏

景観政策における「まちづくりアプローチ」
-まちなかの景観形成と地域コミュニティ

新景観政策以前から展開していた京都におけるまちづくりアプローチ。まちの成り立ちや地域コミュニティを基本原理から解き明かし、その現代的意義を再確認するとともに今後の進むべき道を展望します。

講師プロフィール

博士(工学)、一級建築士。京都市景観・まちづくりセンター理事長、都市居住推進研究会会長などを兼務。日本建築学会賞、都市住宅学会賞など受賞多数。専門は建築計画学、居住空間学。

実習科目の学び

「仲間と協働する」力、
「地域を読む」力を身に付ける。

Feildwork

実際に外に出て、みんなで地域を歩きながら景観の特徴を考えます。全身で景観を感じてください。

Workshop1

一緒にグループ活動を行うメンバー間での自己紹介。テーマは「わたしの好きな景観」です。

Workshop2

グループで行う次回のまち歩きに向けた事前調査を行います。ひとつの地域の中にも様々な景観があるんです。

Workshop3

まち歩きから考えた景観特性の成り立ちを議論します。今までとは違った景観の見方を体験してください。

Workshop4

グループワーク最終回!先輩エリマネの皆さんが実際に行っている活動について紹介してくださいます。

INTERVIEW

インタビューMOVIE

「景観」を知れば、
目線が変わる。

「講座を受けて役立ったことは?」
「自分の仕事にどう活かせた?」
「どんな人が受講しているの?」

そんな疑問にお答えするため、
現役の京都景観エリアマネージャーのメンバーにインタビューを実施!
仕事に役立ったことや、受講のきっかけを、
3分の動画でわかりやすくまとめました。

MOVIE1
大好きな京都で、
大好きな「町家」が、
仕事になった。
第7期 京都景観エリアマネージャー
株式会社立志社 代表
前田 弘二さん Maeda Koji

京都市内で複数の 「町家ゲストハウス」 を経営する前田さん。使われていなかった古い町家を スタイリッシュに改装し、人気の宿泊施設に生まれ変わらせました。
10代のころから、 とにかく町家が大好き!東京でしていた仕事を辞め、 京都で町家に関わる 仕事をしている今が、とても幸せだと語ります。
前田さんが町家を仕事にするまでのエピソードと、講座を受講したきっかけ、受講して役立った事を聞きました。

MOVIE2
景観を
デザインすることは、
未来を創ること。
第6期 京都景観エリアマネージャー
庭師
梅野 星歩さん Umeno Seiho

造園業「梅鉢園」代表の梅野さんは、個人のお庭のほか、長岡天満宮などの社寺の植木の手入れも手がけています。
千年以上もの間、先人たちが守り続けてきた景色を次世代へとつなぐために、どんなことを考え向き合っているのか、これからも守り伝えていくために必要なことは何なのか、お話してもらいました。
長岡天満宮の美しい紅葉の風景とともに、動画をお楽しみください。

MOVIE3
知識があれば、
景観の素晴らしさを
知ることができる。
第6期 京都景観エリアマネージャー
青山 優子さん Aoyama Yuko

もともとは文化財などの建造物に興味があり、 そこから「まちなみ」のことをもっと知りたい、 と受講された青山さん。講座を受けるうちに、ご自身が住む美山地域の景観の美しさ、豊かさを再認識し、その魅力を守っていきたいと考えるようになりました。
青山さんは講座で学んだことを、地域での勉強会やガイドに応用し、地域の人、美山を訪れる人とのつながりに活かしています。
教わる側から、伝える側へ。学んだことを糧にして活躍する姿をお伝えします。

IMPRESSION

受講生の感想

“景観”の新たな視点を学び、
共感できる仲間とつながりました

実践講座 第12期修了生
京都景観エリアマネージャー山本 恭子 さん

定年退職後に、田舎暮らしをすると決めていました。田舎の景観をどう捉えるのかを知りたくて受講しました。「目から鱗」の基礎理論に始まり、講義の内容は深くて広いです。「景観」を取り巻く制度や歴史、生活文化など多岐にわたるテーマの座学は、各分野の専門家の講師がわかりやすく、熱意を持って語ってくださいます。「良い景観」は「誰もが居心地が良く、美しいと思える空間」とわかりました。また、まち歩きを通してのワークショップは、多様なメンバーと語り合うことで異なる視点を発見でき、多くの気づきを得ました。現在は、田舎への移住を果たし、里山をフィールドに地域活性化に向けて仲間と活動しています。

「景観まちづくり」の
活動者となるきっかけ

実践講座 第14期修了生
京都景観エリアマネージャー牧 圭亮 さん

講座修了後、グループワークで協働した仲間とともに地域に出て「景観まちづくり」活動を始めました。受講前には想像していなかった展開で、ひとりでは始められなかった活動です。基礎・実践講座では、景観の理論を学び、地域の歴史や文化を知り、課題を発見し、課題解決に向けた提案を行います。そして講座終了後、提案を実践に移した次第です。「自分たちの活動の痕跡が、共同体の未来にとっての財産、風景の一部になる。」そういう希望を持って活動しています。みなさんの今の想いを、この講座の受講によって一歩前に進めてみてください。さまざまな偶然の出会いで、「未来の景観」に寄与できると思います。

京都の景観の見方が
大きく変わりました

実践講座 第15期修了生
京都景観エリアマネージャー 平井愛生 さん

大学では建築・都市計画論の研究室に所属しています。以前は景観というものは、条例などによって制限される消極的なものだと思っていました。ですが、講座を通して「コミュニティの強いところに良い景観がある」と知り、まちづくりへの価値観そして京都の景観の見方が大きく変わりました。また、学生ならではの感想かもしれませんが、カリキュラムにはグループワークも多く、色々なお仕事をされている社会人の先輩のそれぞれの景観まちづくりへの取り組み方をお聞きすることができて、大学卒業後の進路の選択肢の視野を増やすことができました。