活動紹介
京都景観エリアマネジメント講座 Course

素晴らしい景観とそれを守ってきたまち、京都。

さまざまな視点を通して景観と人・文化の関わりを学ぶ講座です

京都景観エリアマネジメント講座とは

「景観まちづくり」を進める際には、その地域の歴史や文化、経済の状況、人々の暮らし方などのさまざまな情報を読み取ることが必要です。

本講座では、こうした各方面の専門家を養成することを目的に景観まちづくりについての基本的な知識を学びます。

会場

京都市景観・まちづくりセンター ひとまち交流館 B1階 ワークショップルーム
(京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1)

受講料

通年(全8回):一般35,000円,NPO会員30,000円(単回でも参加できます 5,000円/回)
※出席できなかった講座は次年度に限り、無料で受講できます。
※学生割引あり 学生(大学院、大学、専門学校など)は単回5,000円を2,500円に。全8回出席でも20,000円!
※この講座は、建築士会のCPDプログラムとして認定されています(各回3単位)。

これまでの受講者(平成22年度~平成29年度)

・基礎講座受講者数:214名(通年)
・実践講座受講者数:91名(通年) 
・京都景観エリアマネージャー登録者数:56名

主催

NPO法人 京都景観フォーラム/(公財)京都市景観・まちづくりセンター

後援

京都府、京都市、(公社)土木学会関西支部

平成30年度基礎講座パンフレット

PDF(678KB)

基礎講座

景観とは何かという基礎理論から京都のまちの特性と歴史を学ぶとともに、建築や土木・ランドスケープ、政策や法律、まちづくりの理論や考え方などに視野を広げつつ日本人の美意識や作法も取り入れています。全8回の講座を通じて、「景観まちづくり」についての基本的な視点が身に付きます。

すべて具体例で読み解く講義。スライドを使って視覚的に学べます。
「仲間と学ぶ」楽しさ。ワークショップや懇親会で新しい人脈を築けます。

講座カリキュラム

第1回 基礎理論(1)「景観とは何か」
講師:堀 繁氏 (元東京大学教授/景観デザイン・景観工学・計画設計思想史・地域計画)

第2回 基礎理論(2)「景観のマネジメント」
講師 :宗田 好史氏(京都府立大学教授/ランドスケープ・都市デザイン学・都市計画学)

第3回 京都のまちの形成と景観史
講師 :髙橋 康夫氏(京都大学名誉教授/建築史・中世都市史・地域文化論)
中川 理氏(京都工芸繊維大学工芸学部教授/近代都市・建築史)

第4回 土木と景観デザイン
講師 :山田 圭二郎氏(金沢工業大学准教授/景観工学)
篠原 修氏(東京大学名誉教授・GSデザイン会議代表/景観デザイン、設計・計画思想史)

第5回 京の生活文化
講師 :矢ヶ崎 善太郎氏(京都工芸繊維大学大学院准教授/日本建築史・日本庭園史)
谷 晃氏(野村美術館館長)
笹岡 隆甫氏(華道「未生流笹岡」家元・京都ノートルダム女子大学客員教授)

第6回 景観政策と法律
講師 :飯田 昭氏(弁護士 京都第一法律事務所/京都弁護士会公害対策・環境保全委員会)
石田 光廣氏(司法書士 まちづくり司法書士事務所/京都まちづくり承継研究会代表)
岡田 圭司氏(京都市職員/京都景観フォーラム)

第7回 建築とランドスケープ
講師 :佐々木 葉二氏(京都造形芸術大学環境デザイン学科客員教授/ランドスケープアーキテクト)
江川 直樹氏(関西大学教授/建築家)

第8回 景観まちづくり・修了式
実践講座修了レポート発表と修了式
講師 :髙田 光雄氏(京都大学名誉教授・京都美術工芸大学教授/都市計画・居住空間学)

受講生の声

2017年度 基礎講座受講生(第8期) H.M.さん

私は京都の松原通、六原学区で育った。実家は明治29年建築の京町家。現在は兵庫県住まいだが、いつかこの家を相続することになる。その時には看板建築を取り去って、建築当初のファサードを復元し、周囲のまちなみの模範となるように改修したいと常々思っていた。

景観に重要な要素の「まちなみ」。自分は建築関係の仕事ではないが、そこに興味があったのだと思う。この講座に出会ったきっかけは、町家の改修・相続の相談に行ったまちづくりセンターで案内を見つけたことだ。「視点場の重要性」を説かれていた堀先生の講義、西宮のまちあるきでレクチャーしてもらったこともある江川先生の講義など、さまざまな先生方からの講義を受けられたのが興味深かった。

現在は、景観を守ろうという意思のある人たちが多く、都市景観大賞を受賞した町でもある西宮の甲陽園目神山地区に石井修氏設計の空き家を見つけ、修復・改修して住んでいる。地区のまちづくり協議会の役員をつとめるうえでも、本講座で得た知見が役立っていると思う。

実践講座

「実践講座」ではフィールドワーク、ワークショップなどを通じて景観まちづくりを支援するための姿勢と技術を学びます。

修了後は「京都景観エリアマネージャー」として認定され、当NPO法人の景観まちづくりの活動に取り組むことができます。

講座カリキュラム

第1回 景観
第2回 色彩
第3回 ファシリテーション
第4回 修徳学区のまちづくり
第5回 グループ発表
第6回 レポート発表・修了式

受講生の声

2017年度 実践講座受講生(第7期) K.O.さん

「景観の専門家などいない!?」 これが私の最大の発見である。

1年目、私はてっとり早く「景観」をマスターできるノウハウの習得を目的として基礎講座を受講した。しかし講義を聞くにつれ、そんな都合のよいノウハウなどない、皆が各々の主張や価値観をもって自分の専門分野から景観にアプローチすることで、独自の景観ノウハウを構築しているのだ、とわかった。

「ならば自分は、どのように景観と関わることができるか?」

2年目の実践講座はまさに、これを見つけ出す実践の場であった。面識のない畑違いのメンバーでチームを組み、地域への提言を作り上げる。皆、忙しいなか割ける時間は限られている。〆切が迫るにつれ必死になり、自分の専門からモノを言うことになる。ここでおぼろげながら、景観との接点が見えた気がした。

「対人関係が不得意?」「時間が取れない?」心配は無用だ。「広報活動の一環としてまちあるきやフィールドワークを開催するとともに、 研究会・勉強会を通じて、当団体へ関心を寄せてくださる方への情報発信を行っています。

京都景観エリアマネージャー研究会

京都景観エリアマネージャーが、相互に情報交換を行ったり、学び合う場として、エリマネ研究会を随時開催しています。

広報活動の一環としてまちあるきやフィールドワークを開催するとともに、研究会・勉強会を通じて、当団体へ関心を寄せてくださる方への情報発信を行っています。

研究会事例

テーマ「京都の景観政策」
新景観政策の進化までの景観政策の系譜や内容について学び、エリマネの役割について意見交換しました。
話題提供:岡田圭司氏(京都景観フォーラム)

テーマ「まちづくり憲章・町式目」
京都市内のまちづくり憲章や町式目の事例の共有と、現在進行中の地域からの相談を題材に、まちづくり憲章や町式目について意見交換しました。
話題提供:森川宏剛氏(京都景観フォーラム)

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