さまざまな視点を通して景観と人・文化の関わりを学ぶ
「景観まちづくり」を進めるには、その地域の歴史や文化、経済の状況、人々の暮らし方などのさまざまな情報を読み取ることが必要です。
京都景観エリアマネジメント講座では、そのための基礎的な知識として、景観と人・文化の関わりを多様な視点から学び、さらに実習を通して地域を具体的に考えることで、景観とまちづくりへの関わり方を身につけます。
京都景観エリアマネジメント講座は、基礎講座と実践講座で構成されています。この両講座を修了すると、京都景観エリアマネージャーとして登録する事ができます。
基礎講座
基礎講座では、「景観とは何か」という基礎理論を学びます。景観を構成する様々な要素、すなわち、歴史や文化、まちの成り立ち、人の暮らしや営み、自然環境、政策や法律などの、幅広い知識と視野をもつことができるようになります。合わせてグループワークで互いに議論しながら「地域を読む」力を身に付けます。
実践講座
実践講座は「グループワーク」と「修了レポートの作成」から構成されています。グループワークでは、設定された地域について、調査、まち歩き、ヒアリングなどを行い、議論しながら「景観上の課題と解決のためのプロセスの提案」をまとめます。また、地域で活動されている方や先輩の京都景観エリアマネージャーから、実情や経験談を聴いたり交流する機会を設けています。
修了レポートは、各々が対象地域を選び「景観まちづくりの進め方の提案と、自身の専門領域を生かした役割の担いかた」について取り組み、文献調査やヒアリング調査を行い、自分の考えをまとめます。
京都景観エリアマネージャーとは
京都景観エリアマネジメント講座の基礎講座と実践講座を修了し、趣旨を賛同する者が、「京都景観エリアマネージャー」として登録することができます。
京都景観エリアマネージャーは、私たちのミッションである“市民が主体的に地域の景観まちづくりに取り組む社会の実現” のために、さまざまなサポートを行う専門家として、「景観エリマネネット」を組織し、ネットワークを活かした活動をしています。
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