講座
公開日:2023.07.20
【実践講座2023】第2回〜景観を理解する〜
実践講座の第2回「景観を理解する~嵯峨・嵐山で学ぶ景観~」が7月に開催されました。基礎講座の第1回の講義も受け持っていらっしゃる堀 繁先生が講師となり、景観の理解の方法を実践形式で学びました。
京都景観エリアマネジメント講座の実践講座は、地域の景観まちづくりの現場の体験やグループワーク、個人レポートの作成などを通じて「自分がどのように景観まちづくりに貢献していけるか?」を考えるプログラムです。
基礎講座・実践講座の両方を修了すると「京都景観エリアマネージャー(エリマネ)」として認定。京都景観フォーラムの景観まちづくり活動に参加することができます。
当日の集合場所は阪急嵐山駅前。まずは、昨年の基礎講座の第1回を振り返りながら「景観のとらえ方」を復習しました。
その後は、嵐山の地を歩いていきます。先生からは随所で「誘われる形」と「丁寧な形」についての解説がありました。また、自分の身体で「見えの大きさ」を測定し、その形に込められたメッセージを汲み取る実習が行われました。
法輪寺から渡月橋まで降りていく道中では雨が激しくなりましたが、山腹や川面に霧が沸き立つ景色を楽しみながら、嵐山の“心地よい景観”の理由を解説いただきました。さらに野々宮神社まで歩き、海外からも観光客を惹きつける竹林の景観や人を引寄せる仕掛けについて学ぶことができました。
その後、グループワークの各チームに分かれ、嵐山チームは嵐山まちづくり協議会のメンバーの方の店舗を訪問して、コロナ禍以前との商店街や来客層の変化、その課題などについてお話を聞きました。
午前から夕方まで長時間にわたる実習でしたが、何度か見た風景も新たな視点で気付きが得られたようです。受講生の皆さんの引き出しが膨らんだのではないでしょうか。
文・写真:巽 容子(京都景観エリアマネージャー)
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