講座
公開日:2023.12.24
【基礎講座2023】第4回〜まちとまちなみ〜
10月に開催された京都景観エリアマネジメント講座 基礎講座。
午前中に行われたワークショップでは、9月にフィールドワークを行った各学区の景観特性をグループごとに話し合いました。フィールドワークの際に気になった「場所」や「もの」の写真を10枚ずつ持ち寄り、テーブルに広げた学区の地図や模造紙の上に置きながら話し合いました。
その後、各グループの学区の特性をいくつかのキーフレーズにしてまとめ、最後にみんなの前で発表を行いました。
各グループとも賑やかに話し合い、充実した議論が行われていたようです。
午後からの講義では、森重 幸子先生(京都美術工芸大学 教授)、魚谷 繫礼先生(魚谷繫礼建築研究所代表・京都工芸繊維大学 特任教授)から、京都の街なかの景観を形成してきた「町家と路地」について、その現状と保全を目的とした制度、具体的な事例についてのお話がありました。
街なかの景観を保全するために様々な制度が設けられてきたこと、その制度を生かすのは住民の意識であることがよくわかりました。
「現制度で形づくられつつある町並みが、将来どのような景観となるかを見直してみることも大切だ。という言葉が耳に残りました。
文:増田 和子(京都景観エリアマネージャー)
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