受託事業

公開日：2018.12.20

地域の景観まちづくりに踏み出せそう! －『京都景観ゼミナール』

　「最近、まちの景色が変わってしまった」「残したい町家が減っている」「大きな建物ができそうで気になる」…でも、どうすればよいのかわからないという市民もおられます。

　そんな地域の景観まちづくりに関心を持つ市民を対象の講座が開催されました。「京都市景観・まちづくりセンター」が開催する『京都景観ゼミナール』です。この講座は、地域で景観を見たり、考えたりするポイントや「景観まちづくり」を実践するための知識を基礎から学べるものです。

　講座内容は京都市の景観政策や地域の取組み事例、まちづくりの進め方など。参加者は講義やまち歩き、ワークショップ形式などで実践的に学び、意見交換をしました。今年度は12月14日に６回の講座を終え、修了式が行われました。

　第1 回【景観まちづくりの第一歩】10 月12 日（金）
京都市からの開講の挨拶で講座がスタート。そのあと京都市の景観政策や景観賞の説明を手掛かりに「景観まちづくり」をともに考えました。

　第2 回【景観まちづくりの現場探索！】10 月27 日（土）
景観まちづくりの第一歩「まち歩き」を姉小路界隈で体験！気になる建物や町並みを撮影し、景観マップを作成しながら意見交換を行いました。

　第3 回【実践者のお話と市の政策を知ろう！】11 月 2 日（金）
姉小路界隈で景観まちづくりを進めてこられた姉小路界隈を考える会事務局長谷口親平さんから活動の内容を聞きました。

　第4 回【私のまちの景観は？】11 月16 日（金）
「私のまちの景観写真」をみんなで見ながら景観の多様性を考え、「こうなったらいいな自分のまち」のワークシートも作成。

　第5 回【どうする？私のまちの景観】11 月28 日（水）
「私のまちの景観写真や提案」をみんなで持ち寄り，ゲストの京都市まちづくりアドバイザー 谷 亮治さんから景観まちづくりを進める際の心得を学びました。

　第6 回【広がる，広げる景観まちづくり】12 月14 日（金）
最後に「私のまちの景観まちづくり」について各自が発表。修了者（講座を5 回以上受講された方）には京都市より修了証が手渡されました。

　修了された方からは「これから地域の景観まちづくりに踏み出せそう」という感想をいただきました。

　京都景観フォーラムはこの講座を京都市景観・まちづくりセンターからの受託事業として運営支援をさせていただきました。

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文・写真：村井 直也（京都景観フォーラム広報チーム）