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公開日:2019.03.17

祇園新橋の無電柱化への取り組み <地上機器 設置シミュレーション>

昔ながらの伝統的なまちなみが残り、多くの観光客が訪れる祇園新橋。
何とも風情のある光景ですが…


この電柱と電線がなかったら、もっといい景色になるのになあ~と思いませんか?


電線を地中に埋め、電柱と電線を地上からなくす「無電柱化」
京都の観光地では八坂通、先斗町などで導入されつつありますが、その取り組みが、京都景観フォーラムがお手伝いをしている祇園新橋の地域でも進んでいます。

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無電柱化を進めるには、地上に張られている電線を地中に埋めるだけでなく、現在電柱の上に乗っかっている変圧器などを「地上機器」として地上に設置する必要があります。

(←この変圧器を地上に下ろすわけですね)

しかしこの地上機器、幅2.2m、奥行き1.2mと、結構な大きさがあるんです。
(これでも、技術の進歩で昔よりずいぶん小さくなったそうですが)

この地上機を、まちのどこに設置するか?
これが大きな関門です。
目立たない公共地に置ければいいのですが、電力を供給するための電圧を保つために、置く場所が限られるケースも。
場合によっては、個人の家の前や、お店の前に置かなくてはならない可能性もあります。


そこで先日行われたのが、地上機がどんなものかをイメージするためのシミュレーション。
祇園新橋景観づくり協議会の皆さんと、関西電力さん、京都市道路環境整備課の担当者の方々などが、実際にまちを歩きながら検討していきました。

そこで登場したのが、組み立て式の“地上機器モデル”

パイプのフレームに布をかぶせた簡易なものですが、ボルトのしつらえまでしっかり再現されているんです。軽くて持ち運びも楽々。

この地上機器モデルを運びながら、みんなで検証スタートです!

 

家の前に置くと、こんな感じ。
やはりけっこう存在感がありますね。

この路地には難しいかな…?

辰巳さんの裏はどうでしょう。

今回の置いたイメージなどを見ながら、地域のなかでベストな場所を、引き続き検討していきます。

 

今後、無電柱化の完成までには、道路を掘り返し、電線を埋める工事も必要になります。
なかなかの大事業なうえ、場所によっては工事を人が通らない夜間に行わなくてはならないため、工事だけでも2~3年の歳月は必要なのだそう。

この電柱が入った景色がどのように変わっていくのか…楽しみです!

京都で無電柱化を現在進めている地域としては、こちらも広く知られる観光地、先斗町があります。
先斗町まちづくり協議会のホームページでもいろいろと情報発信されていますので、京都の無電柱化に興味がある方は見てみてくださいね。

 

■祇園新橋での地域サポート活動
https://kyotokeikan.org/activity/support/#gion

文・写真:土谷 真咲(京都景観フォーラム広報チーム)