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公開日:2019.07.30

建築協定について知ろう! 京都景観フォーラムが京都市建築協定連絡協議会の運営をサポート

景観に対する意識の高さでは世界でも引けを取らないまち、京都。
その京都の景観を支える仕組みのひとつが「建築協定制度」です。

建築物を建てるときには、建築基準法や都市計画法により定められたさまざまなルールが適用されます。
建築協定制度とは、そのような全国一律のルールではカバーできない“地域に合った建築のルール”を決められるまちづくり制度のこと。
地域の住民の方々が主体となって、建物の高さや用途、外壁の色・デザインなど、地域の特性に応じたきめ細やかな建築のルールを定めることができます。

この建築協定は通常、地域住民の方が主体となった「建築協定運営委員会」により運営されています。
建築計画の承認、総会・運営委員会の開催、市役所との連絡調整などを住民の方々自らが行っているのですから、すごいですよね。
初めて運営委員になった方をフォローするため、毎年、勉強会を開いている地区もあります。

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京都市では現在、60地区以上が建築協定制度を導入しています。これらの建築協定加入地区が集まり、情報交換をしているのが「京都市建築協定連絡協議会」
地区同士でアドバイスをし合ったり、研修会を開いたりして、よりスムーズな運営ができるよう活動しています。

この京都市建築協定連絡協議会の事務局を、本年度から京都景観フォーラムがお手伝いさせていただくことになりました。

今年5月に開催された総会では、通常の議題に加え、各地区から参加された皆さんとワークショップを開催。

それぞれの地区のまちづくりの現状や、運営していく上での問題点などを話し合いました。

ワークショップでは、ここ数年の観光客の増加や、民泊問題に関する悩みも多く出ていました。
現場で建築協定の運営に携わる皆さんだからこそ、まちづくりのリアルな声が聞けたように思います。

 

今後の運営には、どのような工夫・改善が必要なのか?
連絡協議会に参加している地区の皆さんをサポートするため、これから、事務局としての取り組みを進めていきたいと思います。

▼京都市の建築協定についてもっと知りたい方はこちらから
京都市建築協定連絡協議会ホームページ
https://kyotokeikan.org/kenchikukyoutei_HP

▼その他、京都景観フォーラムの活動はこちらから
https://kyotokeikan.org/activity/


文・写真:土谷 真咲(京都景観フォーラム 広報チーム)