講座
公開日:2022.08.21
【実践講座2022】第3回~自身と景観まちづくりの関わりを考える~
京都景観エリアマネジメント講座の実践講座は、地域の景観まちづくりの現場の体験やグループワーク、個人レポートの作成などを通じて「自分がどのように景観まちづくりに貢献していけるか?」を考えるプログラムです。
基礎講座・実践講座の両方を修了すると「京都景観エリアマネージャー(エリマネ)」として認定。京都景観フォーラムの景観まちづくり活動に参加することができます。
2022年8月、実践講座 第3回のテーマは「京都景観エリアマネージャーの話を聞き、自身と景観まちづくりの関わりを考える」。
自身の経験とスキルを活かして景観まちづくりに関わる、2名の京都景観エリアマネージャー(エリマネ)にお話を聞きました。
初めにお話いただいたのは、彦根景観フォーラム副理事長で京都景観エリアマネージャー第6期生の笠原 啓史さん。テーマは「文化遺産を活かしたまちづくり~城下町彦根での取り組み~」です。
笠原さんは地元の皆さんとともに、彦根市の足軽屋敷を保存・維持・活用する活動をされてきました。足軽屋敷の景観における価値、そして、活動の楽しさや苦労について、お話いただきました。
受講生の皆さんからも質問が続出。具体的な事例を聞くことで、より関心が高まったようです。
続いては、京都の美山町で「美山ぎゃらりぃ 甚弥」を経営されている、京都景観エリアマネージャー第6期生の青山 優子さん。
青山さんからは「伝統的建造物群保存地区の景観」について、お話いただきました。青山さんの住む美山町は「かやぶきの里」とも呼ばれ、かやぶき屋根の伝統的な建物を残しているまち。毎年、数多くの観光客が訪れます。
青山さんはかつて大阪で美術の先生をされており、その後、美山町に移られました。景観まちづくり活動を通して地元に溶け込んでいった体験談や、現在の美山町での楽しい生活など、その土地に住んでいる方ならではの生の声を伺うことができました。
講義の後半は、グループに分かれてのディスカッションです。笠原さん、青山さんもグループに入り、受講生の皆さんと意見交換をしました。
景観まちづくりに携わる方から直接お話を聞き、驚いたり、感心したり。まちづくりの「根っこ」の部分に触れたような気がしました。
文・写真:畝 博之(京都景観エリアマネージャー)
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今回お話いただいた青山さんが登場している動画がこちら。美山というまちに対する想い、講座でどんなことを学び、どう役立ったのか?を紹介しています。ぜひチェックしてみてください!
<3分動画>知識があるからこそ、景観の素晴らしさを知ることができる。
2022年度 <7月開講>京都景観エリアマネジメント講座・受講生募集中!
どんな講座が開かれているの?各講座の雰囲気はこちらからご覧いただけます▼
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