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公開日:2023.04.03

藤城

まちづくりビジョンの策定支援、乗り合いワゴンの運営支援 

藤城学区は、JR奈良線の東側、伏見桃山城の麓の丘陵地に広がった住宅地です。住宅地開発は継続しており人口流入が続いている反面、急な坂道が多く、商業施設の少なさと相まって生活利便性が課題となっており、“住み続けられないまち”と揶揄されることもあります。

一方で、若い世代も多く、自治組織がしっかりしており、地域活動は活発な地域です。こうした地域力を背景にまちの課題に向き合うために、2018年藤城学区のまちづくりビジョンを策定しました。景観フォーラムでは、このまちづくりビジョンの策定とその後の取組の支援を行っています。 

まちづくりビジョンでは、最寄り駅であるJR藤森駅の周辺が第1種住居専用地域であり、鉄道駅でありながら周辺に商業施設が立地できない状況であることから、この制約を緩和し商業施設を誘致することを、長期的な課題のひとつに掲げています。 

また当座の取組として、高齢者などの移動困難者の買い物をサポートしようと、「乗り合いワゴン」の運営を始めました。実は既に、市バスの延伸やコミュニティバスの導入に向けた社会実験などに取り組んできていたのですが、それらを実現させることはできませんでした。そこで、事業としてではなく、あくまで“ご近所さん同士の助け合い”というスタンスで、地域コミュニティの力で解決しようと試みました。少しずつ参加者を広げながら、現在も継続しています。 

 

地域で始める「乗り合いワゴンによる買い物支援」の取り組み  

https://kyotokeikan.org/2019/11/12/1901/